3次元モデリングソフト Rhinoceros
3次元データを扱う際、業種によってスタンダードとなっているアプリケーションがあると思います。その中でも、工学系のエンジニアにとって「これさえあればいい」と言えるほど圧倒的に使いやすいアプリケーションが “Rhinoceros” です。
使ったことがある人ならわかる通り、できないことはないと思えるほど膨大な機能があります。使いこなせばどんな形状のモデルでも作れるはず。前回紹介した「3次元空間での2直線の最接近位置」を取得する機能ももちろんあります。
今までのコラムで紹介した 3D Model の図も Rhinoceros の画面を使っています。
表示が日本語ということも、このアプリケーションが使いやすい点のひとつです。メニュー表示などが英語なのは特に問題にならないとしても、ヘルプが英語だと読むのに時間がかかるので、全部日本語なのは本当に助かります。
商用版の Rhinoceros は144,000円ですが、教育版であれば36,000円(税込39,600円)で購入できます。さらに、通常はこういうアカデミック版は在学中のみ使用でき、卒業後はライセンスは無効になるものですが、Rhinoceros はありがたいことに卒業後も継続して使えます。
学生証が使える環境にある人は在学中に買っておいて損はありません。私は2020年3月までグロービス経営大学院福岡校に社会人大学院生として通っていたので、卒業前に購入しました。
学生ではなくても、144,000円ならすぐに元は取れます。工学系のフリーランスエンジニアとして独立を考えている人なら、無理してでも購入してほしい製品です。業務を行う上で強力な武器になるはず。
詳しいことはこちらの公式サイトへ。
ヘルプが日本語なので調べながら習得することもできますが、短期間で使いこなしたい人や体系立てて学習したい人のために書籍を紹介しておきます。